• Urushin chuは、琉球漆のジュエリーブランドです。ジュエリーをテーマに生活の中で使われることが少なくなった琉球漆器や漆の可能性を探り、新しいライフスタイルを提案します。

  • 沖縄は漆器制作に適した気候で、かつては漆産業がとても盛んでした。しかし、現在、生産額は減少傾向が続き需要が低迷しています。漆文化の継承や地域経済の活性化、観光振興の観点からも、漆器を活用する事が求められています。

  • ブランド名のUrushin chu「うるしんちゅ」は漆と人をつなぐものをつくりたいという思いを込め、漆+人から名付けました。

  • 沖縄の言葉で「みーくゎっちー」は目で味わうごちそうのことです。日々の装いに、「みーくゎっちー」の楽しみと琉球漆器の魅力に触れるきっかけをつくります。

  • 沖縄の海や緑、暮らしの中で出会う身近なものを題材に6つのシリーズができました。

  • ~はまあしび hama ashibi 浜遊び~
    沖縄の島々は、美しい海とサンゴ礁に囲まれています。沖縄の海を感じるシリーズです。

  • 浜辺のサンゴをかたどったブローチです。

  • 真っ白な貝殻に、金銀箔で海にちなんだ文様をアレンジしました。

  • ~きーぬふぁー kiinuhwaa 木の葉~
    沖縄は海だけではありません。一年を通して、緑が豊かな島です。生命力あふれる沖縄の木の葉、一葉の存在感が魅力のシリーズです。  

  • 沖縄ではグァバのことを「バンシルー」といいます。葉脈が繊細な「バンシルー」の葉っぱのブローチです。

  • 潮風に負けないハマベブドウの葉っぱには、変わり塗りを施しました。

  • ~なんくるみー nankurumii 自然に育った実~  
    植えたわけでもないのに いつの間にか育った植物の実を「なんくるみー」といいます。小さくて愛らしい、実のカタチが魅力のシリーズです。

  • ヤンバルの初夏を彩るイジュの花。木の実はこんなに可愛いカタチをしています。

  • ~まーさむん maasamun おいしいもの~ 
    ゴーヤやドラゴンフルーツ、沖縄のおいしいものは味も見た目も個性的。凸凹が楽しいシリーズです。

  • ドラゴンフルーツはちょっと神秘的な植物です。大潮の頃、一夜限りの花を咲かせるといわれています。竜のウロコのような果実の表面をかたどったブローチです。

  • ~あかがーら akagaara 赤瓦~
    沖縄の青い空には琉球赤瓦がよく映えます。素材は波状ダンボール。なみなみを赤瓦に見立てたシリーズです。

  • 沖縄の赤瓦は素焼きです。雨などがしみ込み、時間の経過に伴って独特の味わいを醸し出します。一枚として同じ赤がない沖縄の屋根に倣って、色々な赤い漆を使いました。

  • ~かりー karii 嘉例 ~
    漆をまとった植物の実を束ねてコサージュにしました。おめでたい言葉「嘉例」と名付けたシリーズです。

  • 沖縄ではサンニンと呼ばれ、昔から親しまれてきたゲットウ。沖縄のお祝いの席にゲットウの実のコサージュはいかがでしょう。さあ乾杯「 かりー!」

  • 沖縄の風土の中で育まれてきた琉球漆器は、沖縄の先人が遺してくれた宝物です。将来に渡って、琉球漆器がより多くの人々に愛され継承されていくことを願っています。

Urushin chu ー未来につなぐ漆器のある暮らしー
石津 陽子 【学長賞】