• BEEHIVEは、蜂の巣をモチーフにしたブックシェルフブランドです。住空間と人と本棚の関係性から、楽しく読書習慣が身につく子供向け本棚としてデザインしました。

  • 近年、本や雑誌を読むことが健康や長寿と関係することが分かってきました。幼少期に読書習慣を身につければ、高齢になってもその習慣は続くので、将来にわたってメリットを享受できます。将来のある子供に読書習慣を身につけてもらうために、住空間と人と本棚の関係性から「子供と本棚がもっと能動的な関係になれる本棚」というコンセプトを考えました。

  • 大きな図鑑も収納できる基本形ユニット、小さめの絵本や文庫本サイズを収納できるハーフユニット、対角線がブックエンドになる対角線ユニット、横長の絵本の表紙を美しく見せるディスプレイユニットを組み合せて住空間の様々な場所にぴったりな本棚を構成できます。

  • ユニットの内部は中空になっており、強度を確保しつつ大人であれば片手で持てる重さです。子供が扱う重さとして配慮し、万が一ユニットが倒れてきても安全な重さに設計しています。

  • アイデア次第で様々なバリエーションの本棚を構成でき、六角形のユニークな構造を楽しむことができます。斜線を含む正六角形の構造が垂直水平で構成される住空間に新しい表情を創出し、その表情が「しまう」「かさねる」「すわる」「おく」という行為を誘発するきっかけを提供します。

  • 子供部屋には絵本用の本棚を用意しました。本に愛着が持てるように一つの棚に一冊の本をディスプレイ。お気に入りの本が増えるごとに自由に楽しく本棚をレイアウトしていけば、自然と読書習慣も身につきます。

  • スツールとしての機能を提供することで、本棚ごと移動させて住空間のいろんな場所で座りながら本を読めます。秘密基地のような感覚で子供のお気に入りの場所に設置すれば、本と触れ合う時間が増えるでしょう。

  • リビングでの読み聞かせは読書習慣を身につけるのに最適です。ユニットソファと組み合わせればソファのサイドテーブルとして機能します。お菓子タイムのついでに読み聞かせをして、楽しく本を読む習慣を身につけちゃいましょう。

  • 「かさねる」「すわる」「おく」という行為と結びつく機能を盛り込むことで、子供と本棚の関係性を能動的にし、読書習慣に結びつけることを目指しました。アイデアや工夫次第で住空間の様々な場所で多様な使い方ができることも組合せ式ユニット本棚BEEHIVEの大きな魅力だと考えています。

BEEHIVE
後藤 正保