• 今まで踏み込まなかったせかい、能の眠りに誘うメカニズムを解明、見える化した。
    単なる調査資料ではなく読み物になるよう心掛けた。
    全て読み終わるころには能舞台を観に行きたくなることを期待している。

  • 左:この企画に及んだ着眼点やテーマ、コンセプト。
    右:本文は20章で構成(ページ数制限にて全て掲載不可)。
    5色の糸で綴っている意味、能は楽屋と舞台の間に揚幕という5色の幕がある(あの世とこの世の境。5色は中国の陰陽五行説の影響がある)。表紙から薄紙をめくると楽屋から舞台(あの世からこの世)へ、裏表紙を閉じると舞台から楽屋(この世からあの世)へをの意味とした。

  • 左:ステートメント「全く新しい視点から過去世のように光輝かせる」
    右:はじめには、未来からの視点

  • 左:先を考えて未来から今を逆算
    右:睡眠と関係のある体内物質、それはどんな時分泌されるのか

  • 左::能舞台で実調査!私以外の全ての観客は舞台を凝視していたが、自分だけが舞台ではなくどのシーンで何人の観客が眠っているかオペラグラスでカウント(野鳥の会員になった気分)。しかし、カウントしている自分が何度か眠ってしまう始末・・恐るべし能
    右:暗さが眠らせるという説も多いが・・・

  • 左:目からの情報、耳からの情報、何が最も眠りに影響を与えるのかを実験
    右:可聴域超の音が人にどんな影響を与えているのか

  • 左:可聴域超の音にも色々ある
    右:音を感じ取っている耳の中の鼓膜よりもっと細かい電子顕微鏡の世界、どこでどう感じ取って脳に伝わるか

  • 左:能舞台や能楽堂には沢山の隠された仕掛けがあり、知れば知るほど関心
    中:木の材別で音の共鳴や共振をしらべるため、オーディオスピーカー使用材で調査
    右:能舞台を観に行きたくなった人が安心してチケット購入できる購入法

  • 左:遂に能の眠りに誘うメカニズムが解明された
    右:敷居が高いといわれる能への思い込みと実際が如何に違うかの6項

  • 左:おわりに。新型コロナによる被害額。能を観て眠っても問題はないことや能の世界の懐の深さを知れば高かった敷居が下がっただろう。
    右:結果を踏まえてZEROから生み出したプロダクト。能舞台を同じ材の檜を本体内側にも使用。直接本体に張り付けているのではなく、檜の角材を入れてその上に檜板を施したことで、より共鳴共振が増幅された。これで能楽堂に近い音の共鳴を体験できる。
    見た目に比べ重量も比較的軽いため持運びができる。

  • 音源がヘッドフォンからの音とは信じられない音の広がり。体験した方の多くが臨場感と没入感にビックリされていた。
    是非、体験していただきたいです。

「Noh to noh」~能が眠らせるのか、脳が眠らせるのか~
西本 英城