殿井 環 / 建築デザインコース

地域を具にみる眼差し、場所の力を引き出す建築

殿井 環 / 建築デザインコース
学生がそれぞれの地域で卒業制作に取り組み、全国各地でのプロジェクトが一堂に会するのが通信建築デザインコースの特徴ですが、地方を舞台とした様々なデザインプロジェクトが多くメディアで取り上げられる昨今の潮流と重なってきたと感じています。

地方創生という常套句の聞こえはいいものの、地域が抱えている問題や、それぞれの場所が秘めている可能性は千差万別です。
ディプロマ生は各地域を丁寧にリサーチし、地域の具体的な様相を浮かび上がらせ、建築に求められる役割やその場所で建築することの可能性を明らかにした上で48の力強いプロジェクトにまとめています。
新たに象徴的な公共建築をつくるというよりは、既にある地域の活動をきっかけにパブリックな空間を拡張させるような建築の在り方や、建築の主体が人間に止まらず、動物や植物などを含めた敷地周辺の環境をデザインしようという作品が多く、個別の建築の重要性に加え、それらをつなぐパブリックな空間の在り方が大切であると伝えてくれる作品群です。

作品一覧