• さまざまな場所を巡り、「新しい日常」のある風景を撮影し、1冊の写真集を作りました。B5サイズ(182mm×257mm)、106ページから成っています。

  • コンセプト・ステイトメントです。このコロナ禍にできた「新しい日常」を撮影し、残念に思うこともありましたが、一方でさまざまな工夫をしたり、私たちを楽しませてくれるようなものも見られました。そんな風景を写真を通して俯瞰して見ることでその先の未来を考えてみてください。

  • この写真集の概要です。サイズとページ数、またページの説明しています。見開き、もしくは1ページに一連の、もしくは同じ区分になる写真を載せています。例えば注意喚起ポスター等は同じ区分として違う場所で撮影したものを1ページまたは見開きで掲載しています。ページには一枚大きな写真とそれに付随した写真を1から3枚、撮影日時と場所、その写真に対するコメントと注目してほしいポイントを英単語でキーワードとして表現しています。

  • この写真集の構成と編集方針です。この写真集は3章で構成し、第1章ではこのコロナ禍で現れた新しい日常の風景の写真を集めています。第2章はその中で工夫をし、またそれを楽しもう、楽しませようとしている空間を集めました。第3章は残念になってしまった日常ですが、その中でも未来に残したいものを考えました。

  • 目次とキーワードを章ごとに書き出しています。第1章は『Lighting』ほか計34語で構成しています。第2章は『Floor stand』ほか計21語、第3章は『Division』ほか計2語で構成しています。次ページから各章の写真を抜粋し、掲載しています。

  • 第1章の写真の抜粋です。左上の写真、通天閣の「大阪モデル」点灯には『Lighting』というタイトルを付けました。この写真は12月3日から11日まで点灯されていた赤色です。患者受入重症病床使用率が70%を超えた時にこの赤点灯が行われました。左下はショッピングセンターにある子供用の遊び場です。今は使えない『Playland』です。右上は午前中の人のいない成田国際空港第1ターミナルの国際線出発ロビーです。『Isolation』と付けました。右下は関西国際空港の国際線出発ロビーです。どこに行かれるのでしょうか?知らないうちにも『Aid』は行われているようです。

  • 第1章の写真の続きです。左上は名古屋市のとあるホールの客席です。このコロナ禍で飲食店と並んで大きなダメージを受けた『Entertainment』業界です。左下はクリスチャン・ルブタンの化粧品ショップの商品展示用のオブジェです。折角のブランドの世界観が『Wrapped』されていて残念です。右上は京都芸術大学のエレベーターの中の『Foot mark』。右下は『30 minutes』しか滞在できなくなってしまっている図書館。司書さんは利用者がパラパラとめくっただけの本も消毒をして書棚に戻しているそうです。

  • 第2章の写真の抜粋です。おおよそのお店はこの右上の『Floor stand』タイプでしょうか。右下はブックエンドにテープでA3サイズの『Clear file』を貼り付けています。左上は『このLumber』で枠を作り、透明シートを巻き付けています。右下は『PVC pipe』でジョイント部分も使い透明シートを貼れる枠を作っています。

  • 第2章の写真の続きです。左上はとある雑貨屋さんの透明シートにされた『Decoration』。季節ごとに変わっているようです。左下の郵便局の椅子にはみんなの『Icon』が座り、ソーシャルディスタンスを作ってくれています。右上は『Handcraft』でマスク自作用の材料を置いています。大人気の「鬼滅の刃」柄で作れます。右下は飲食店での透明シートやアクリル板でなく距離を作る方法です。以前テレビでマネキンを座席に置いている外国のレストランの映像を見ましたがここでは牛さんです。みんなで『Dinner』をしているみたいですね。

  • アクリル板や透明シートを使用せずに入れるカフェ等のカウンターをデザインしました。段差をつけることによって距離を取れるようにしています。壁や窓際に設置してもいいし、向かい合っての設置もできるようにしています。また向かい合った時には何もない問題のない時には低い方と低い方、高い方と高い方を向かい合わせても良し、距離を取る必要があれば低い方と高い方を向かい合わせることもできます。また段差をつけると前に座った人と目線の合わない高さになるので一人でも気軽に飲食できます。

  • 今足元にシールは貼っていますが、見てない人が多いというのを実感しています。目の高さにあれば見てもらえるのでは、と考えました。ソーシャルディスタンスほどでなくても、知らない人との程よい距離感は大事です。皆が正しい行動を取ることで、そうでない人は他人の目につきます。それは個々を守ることにもつながる、そんな思いを込めてデザインしました。

since 2020  新しい日常のある風景
野口 由香