• マラソン大会は大会の規模に比例してたくさんの消耗品が必要なイベントです。具体的には給水所の紙コップやゼッケン、およびゼッケンをウエアにつけるための安全ピンなどがあげられ、それらは大会後にはごみとなり開催地域に負担をかけることになってしまいます。地域に負担をかけないため補水用具持参型のマラソン大会を東京百景にも選ばれた東京都国立市の大学通りで開催をすることを企画デザインしました。

  • 大会をイメージできるロゴマークです。国立市の桜並木の大学通りは長いまっすぐな直線道路が美しく伸びています。そのイメージのままにロゴマークは国立市の「く」の字を直線道路に見立てたデザインで桜の花びらと緑をアレンジしています。東京に集まる外国の方にもわかるようにローマ字表記もデザインに加えました。

  • 地域に負担をかけないため紙製の使い捨てゼッケンを無くし、使用後には次回の大会のために回収し再利用できるように布製の縦型ゼッケンをデザインしました。縦型にしたのは本大会ではランニングバックを使用する大会とするためランニングバックに装着しやすいようにするためです。またゼッケンホルダー用に上部に穴を開けています。

  • 国立マラソン大会では補水用具を持参する方法としてランニングバックを使用します。薄型で大会終了後には折りたたんでバックに入れられるように麻布製です。またゼッケンをつけられるように皮ひものゼッケンホルダーがついています。背面のポケットは1.5リットルの給水バックが入る大きさです。ハイドレーションシステムを利用する人は肩についているホルダーで給水バックからのチューブを通せるようになっています。

  • ランニングバックは装着したときに胸元の部分にもポケットをつけています。これは捕食や補水用具を入れるためです。普段のジョギングでは携帯電話も入れることができます。給水用のボトルも入るような大きさです。ランニングバックは桜並木の景色に調和できるようにアースカラーを選択しました。

  • マラソン大会の参加Tシャツです。参加Tシャツは蛍光色のものや開催地域のキャラクター、キャッチフレーズがデザインされているものが多いですがここでは桜並木を引き立たせるため大勢で着用しても風景を刺激しない色合いのTシャツにしました。真ん中の図柄は桜並木の大学通りを一点透視図法で描いた場合の図をデフォルメして景色を構成する色で着彩しました。

  • 参加者Tシャツとランニングバック、ゼッケン着用した状態です。Tシャツのデザインも自然に調和できる色なので川沿いのランニングコースで着用しても違和感がありません。ゼッケンは遠くからでも目立ちます。

  • 今回デザインしたランニングバックは大会だけでなく、ジョギングやそのほかの日常生活におけるシーンに活用して補水用具を持ってあるく(移動する)文化の発信を担えればいいと考えています。
    アースカラーにしたので日常生活で使用しても違和感がありません。

  • マラソン大会のポスターです。給水所の紙コップを無くすために補水用具持参型のマラソン大会であることがわかるようなイラストと大学通りの桜並木の景色の中を走ることがイメージできるポスターを作成しました。

  • 国立マラソンのパンフレット(表面)です。A4の大きさで見開きとなっています。
    表面はポスターと国立マラソンのテーマソング「大学通りからはじめよう」という歌を作ったので参加者と応援者で歌えるように楽譜と歌詞を載せています。また大学通りにある一橋大学で同時開催として地域マラソン大会の在り方についてパネルディスカッションの開催を企画しました。

  • 国立マラソンのパンフレット(内面)です。
    国立マラソンのコースと国立マラソンの心得を載せています。桜並木を堪能できるコースで大学通りを何度も走れるように周回コースのハーフマラソンとなっています。また国立マラソンの心得でこの大会のルールを載せています。

地球と地域と体の健康志向をデザインする~国立マラソンを企画する
KANA TSUBOYAMA